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GMO Incident Watch 解説

GMOのX削除要請で何が問題になったか 20件の警告と法的措置の予告

情報拡散防止を求めた第11・14報と、熊谷代表の返信を巡るJ-CASTの取材を比較。警告件数、削除件数、刑事告訴の予告を取り違えない。

会社の説明は二次被害の防止、報道は返信先にも注目

GMOインターネットが攻撃者による情報公開への対処を進めるなか、X上の投稿を削除するよう求めた熊谷正寿代表の発信にも議論が広がった。J-CASTニュースは28日、刑事告訴の意向に言及した返信と、その対象に対する疑問を報じた。個人情報の拡散を止める目的と、具体的にどの投稿が対象となったかは分けて確認する必要がある。

同報道は、返信を受けた側に、流出情報を直接掲載していないのではないかとする指摘があったことも紹介している。当サイトは対象のX投稿を一件ずつ直接検証できていないため、当該投稿の違法性や、削除要請の当否を認定するものではない。個人のアカウントや投稿の画像は再掲しない。

第11報が求めたのは流出情報や誘導リンクの拡散停止

27日14時55分時点の第11報でGMOは、顧客情報とされる内容の転載、SNSへの再投稿、掲載先へ誘導するリンクの共有を控えるよう求めた。悪質性の高い拡散については、証拠を保全し、民事手続きや刑事告訴・告発などの準備を進めていると説明した。

発表には、会社が確認していない情報には事実と異なる内容が含まれる可能性もあると記されている。したがって、被害者保護の検証をする報道でも、出所不明のデータを掲載して真偽の判定を読者に委ねる手法は避けるべきだ。一方で、会社の対応や声明の比較まで、掲載された情報と同じものとして扱うのも正確ではない。

20件は警告の連絡数で、削除や立件の数ではない

GMO本体版の28日付第14報は、18時時点でXの関連投稿に累計20件の警告連絡を行ったと記載する。お名前.com掲載版では集計時刻を17時としている。両版の時刻差は残したまま、いずれも連絡件数であることを確認した。

この数字から、20投稿が削除された、20人が刑事告訴された、あるいは20件の犯罪が確認されたとはいえない。会社による警告や手続きの予告と、実際の申立て、捜査、司法判断は別の段階だ。どの段階まで進んだかは、続報の公表資料で個別に確認する必要がある。

出典・確認した一次資料

本記事は公開資料を整理した一般情報です。GMO各社、行政機関、法律事務所の公式サイトではなく、個別の法律助言や補償申請・訴訟参加の受付を行うものではありません。発表後の変更は、リンク先の公式情報でご確認ください。

編集:GMO Incident Watch(編集方針・訂正窓口)