GMO Incident WatchGMO関連の不正アクセス・補償情報
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GMO Incident Watch 解説

お名前.comの停止後はどうなる 代替クラウドと6か月無料、移行前の確認点

現行基盤をそのまま再開しないというGMOの方針を確認。移行の同意、無料期間の起点、移行しない場合の契約、案内日と開始日を区別する。

「元のサーバーが戻る」とは違う方針

GMOインターネットは24日の第4報で、不正アクセスを受けた現行のシステム基盤をそのまま再開せず、別のクラウド基盤で動く代替サービスを案内すると説明した。利用者にとっては、停止前の環境の復旧を待つことと、新しい環境へ乗り換えることを分けて考える必要が生じている。

21日の第1報は、全プランのサーバーを同日4時以降に順次停止し、再開時期は確定後に知らせるとしていた。24日の発表は、その待機状態から対応方針を具体化したものだ。ただし、代替サービスの提供開始日まで決まったという説明ではない。

無料期間は移行後。申し込み前に条件の確認を

第4報が示した無償期間は、代替サービスへ乗り換えた後の6か月間だ。対象は契約中でWindowsデスクトップ環境の利用継続を希望する利用者で、本人の同意なく移行しないとしている。サービスが止まった日から一律に無料期間が消化される、と読み替えることはできない。

同社は、機能や使い方の違い、移行時の注意事項、無料の対象範囲、無料期間が終わった後の料金と契約条件を、申し込み前に示すとしている。EAの配置や設定、保存データまで自動的に引き継がれるかは、この発表だけでは確定できない。引き継げるものと利用者による再設定が必要なものを、案内で分けて確認したい。

10月30日は案内の期限で、稼働開始日ではない

提供開始時期と申し込み方法、移行を希望しない利用者の契約・料金の扱いは、10月30日23時59分までにメールで案内する予定とされている。この日を代替サービスの開通日や、解約・返金処理の完了日として扱う根拠はない。

一方、利用者の取引口座はクラウドの復旧を待って止まる仕組みではない。アヴァトレード・ジャパンの23日付告知は、対象VPSの停止でEAが動かなくなる一方、保有ポジションの決済や取引会社側の強制ロスカットは別に扱われると説明している。新環境の案内を待つ間も、注文や建玉の状況は取引会社の正規画面で確認する必要がある。

代替環境と損失の精算は別々に進む

新しいWindows環境が利用できるようになることと、過去の不正取引が認定・精算されることは同じ手続きではない。移行の案内が届いても、それだけで補償額が決まったことにはならない。逆に、損失の調査中であることだけを理由に、会社が移行の可否を決定したと推測することもできない。

確認する資料は、移行条件の案内、現在の契約と請求の記録、取引会社の口座状況に分けると混乱が少ない。補償の対象や11月6日までの手続き案内については、既存の補償記事で公表内容を整理している。

出典・確認した一次資料

本記事は公開資料を整理した一般情報です。GMO各社、行政機関、法律事務所の公式サイトではなく、個別の法律助言や補償申請・訴訟参加の受付を行うものではありません。発表後の変更は、リンク先の公式情報でご確認ください。

編集:GMO Incident Watch(編集方針・訂正窓口)